サカ美術館

バリ島ジンバランにあるアヤナ・バリ。素晴らしいサンセットのロックバーが有名ですね。アヤナ・バリは拡大を続け、広大な敷地に4つのホテルと1つの美術館を持つほどになりました。

その美術館というのがサカ美術館です。広いアヤナバリの敷地内でも海から離れたところに建てられました。

アヤナ・バリの敷地内は無料のシャトルバスが循環しており、どのホテルに宿泊していてもサカ美術館にはシャトルバスを利用して訪れることが出来ます。

サカ美術館は2024年にオープン。バリ島のサカ暦にその名を由来する「SAKA」は、島が歩んできた豊かな歴史、今を生きる色鮮やかな文化、そして希望にあふれるこれからの歩みを讃えています。展示では、静寂に思いを馳せる「ニュピ」や、人と自然が調和する灌漑の知恵「スバック」など、日々に息づく伝統の姿が体感できます。

1階の広々としたロビー。大きな窓からは池を望むことができます。

サカ美術館のメイン展示のひとつである、オゴオゴ像。バリ島の新年にあたる「ニュピ」前日に各村を練り歩く山車であり、それぞれが独創的なデザインをしています。

17世紀から20世紀にかけての石像。1対の石像のコレクションがいくつも展示してあります。一部のモニターでは日本語での案内も表示されます。

大型のスクリーンモニター。

世界遺産に登録されているスバックシステムについての展示コーナー。バリ島中部のジャティルイの棚田が有名ですね。

スバックとはバリ島の伝統的な水利組織のことです。所属する水田へ公平な水の配分を行っています。スバックの歴史は古く9世紀から続いているそうです。バリ島の豊かな水田の風景はこのスバックによって守られてきました。パネルや展示物、映像などでスバックシステムをより深く知ることが出来ます。

バリ島の伝統的な音楽、ガムラン。1953年に製作された貴重なガムラン楽器セットが展示されています。

バリ島でも屈指のリゾートとして名高いアヤナ・バリですが、敷地内には著名な賞を取ったこともある素晴らしい美術館もあるのです。アヤナでのリゾート体験の1つとして、訪れてみてはいかがでしょうか?バリ島の文化について新しい発見やより深い発見があるかもしれませんよ。
もちろん、アヤナに宿泊していない方が利用することも可能です。

ぜひ次回のバリ島旅行でご計画ください。

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