バリヒンドゥー教の新年にあたるのがニュピです。バリ島の人々にとってはとても重要な日です。
サカ暦での暦となりますのでニュピは年によって違う日となります。2024年は3月11日となります。
特徴的なのは一切の外出が禁じられ、空港や港も閉鎖されてしまいます。この日はバリ島内では火や電気を使わずに瞑想をして静かに過ごすことになります。街には車は当然、人もいません。静まり返った現代では考えられない光景です。
観光客の方は外出は禁じられますがホテル内で一定範囲のサービスを受けることができます。ホテルによってはニュピならではの特別なプログラムを用意しているところもあります。
今回はウブドにある「マンダパ・リッツカールトン・リザーブ」でのニュピをご紹介♪
ニュピに滞在する場合には以下のような約束がございます。
• 3 月 10 日の日曜日に村を離れる場合は、必ず真夜中までに戻ってくるようにしてください。
• 日曜日の夕方(3月10日)からバルコニーの照明をすべて消してください。
• メインプールは、3 月 11 日月曜日の午後 6 時に閉鎖されます。
• お客様は、3 月 12 日火曜日の午前 6 時まで村を出ることができません。
などなど。
そして、ニュピに合わせたスペシャルゲストアクティビティとして
・3月10日 ペンゲルプカン (ニュピ前日のこと)
16:00-17:00 マンダパ内を近隣の村人と一緒にオゴオゴが練り歩きます。
オゴオゴは悪霊を模した巨大な張り子人形。村々で作られ、それぞれが趣向を凝らした作品
と呼べるものになっています。
・3月11日 ニュピ当日
バリ島の人々は自宅で、瞑想する1日ではありますがマンダパのゲストの皆さんは下記のようなプログラムで
お過ごしいただけます。
08:00-09:00 モーニングヨガ
09:30-10:00 ストレッチングクラス
11:00-12:00 チャナン作り
13:00-14:00 チャクラメディテーション
14:30-15:30 バリ伝統織物体験
16:00-17:00 アフタヌーンヨガ
18:30-09:00 ジャガティハメディテーション
20:00-20:30 スターゲイザーメディテーション
夜、スターゲイザーメディテーションはぜひご参加ください!
普段も星空のきれいなウブドですが、この日はさらに地上からの光が少なく星々の輝きを強く感じていただけるでしょう。
今回はマンダパでのニュピでしたが、他のホテルでもニュピを楽しめるようなプログラムを用意しています。
外出が出来ないというちょっと変わった決まり事ではありますが、他の国では体験することは決して無い不思議な経験です。
1年でたった1日だけのことなので、今年を逃した方は来年はぜひご計画ください。
バリ島ならではの不思議体験として「ニュピ」をオススメします!