インドネシア国内でのアパート契約にあたり、なりすましによる振り込め詐欺が発生しているようです。現地にて長期滞在などを検討されている方は十分ご注意いただければと思います。
(1)被害者は、不動産仲介業者を通じてアパート契約の調整をメールにて行っていたが、途中から別人に入れ替わった事に気付かず、同人が指定する偽口座に現金を送金してしまった。このメールは、犯人からの「なりすましメール」だったことが送金後に判明した。
(2)この「なりすましメール」のアドレスは、本物のアドレスと非常に似ており、更に、メール履歴やメール末尾貼り付けの企業ロゴ等も完全コピーされていた。
(3)特に、携帯端末でメールを開いた場合、相手方氏名のみが表示され、メールアドレスが表示されていなかったため、なりすましメールに気づくことは困難な状況であった。
(4)更に、不動産仲介業者に対しても、被害者を装った、なりすましメール(アドレスは被害者のアドレスと酷似)を送信して、やり取りを続けており、お互いに気づくのを遅らせる手口となっていた。
(5)何らかの方法で被害者と不動産仲介業者のメールやり取りがハッキングされたものと考えられる。
2 在留邦人の皆様におきましては、契約時などにおいて支払いを行う際は、金額を送金する前に、やり取りしている相手及び振り込み先について、間違いがないか十分に確認するようお願いします。
3 仮に送金した後に詐欺が判明し、本来の送金先口座とは違っていた場合には、大至急、振り込み先の銀行に連絡の上、該当の口座を一時凍結できないか相談するとともに、警察に被害届を提出してください。
※一部引用(在インドネシア日本国大使館より)