再開!朝焼けのボロブドゥール遺跡

ジャワ島中部、ジョグジャカルタ近郊の世界遺産「ボロブドゥール遺跡」はインドネシア観光のハイライトとも言えるスポットです。
謎めいた史実や目をみはる技術による細やかな細工、壮大な建築など訪れた多くの人を感動させています。

ジャワ島中部の観光都市ジョグジャカルタ

ジョグジャカルタにはバリ島やジャカルタから国内線を利用するのが一般的です。
日本からの直行便はございません。最初にバリ島滞在をした後、ジョグジャカルタへ移動。ジョグジャカルタからジャカルタ経由で羽田へ帰国する日程が一般的です。

ジョグジャカルタ空港は以前は市内にあったのですが、移転され海岸付近となりました。これにより空港からボロブドゥール遺跡や市内への移動には2時間近く時間がかかってしまうことになりました。

早朝、日が昇る前にボロブドゥール遺跡へ

ボロブドゥール遺跡で朝日を迎えるには早朝から移動する必要があります。そのため前日はジョグジャカルタ近郊やボロブドゥール遺跡近郊に宿泊する必要があります。朝4時から5時ごろにはホテルを出発し、朝日が昇る前にボロブドゥール遺跡頂上まで登ります。
遺跡から見る山間から昇る朝日と朝靄のかかる山々のようすは神々しさが感じられる特別な体験になると思います。

朝日に照らされる世界最大級の仏教遺跡

ボロブドゥール遺跡は世界三大仏教遺跡の1つでもあります。四角形の台座上にプラミッドのような整然とした石が積み上げられていて、その中には細やかな技術で彫られた壁面のレリーフや一石造りの仏像とそれを収めるストゥーバ(仏塔)がいくつも建てられています。

頂上付近のストゥーバと仏像。


回廊にはいくつものレリーフが彫られており、仏教説話にもとずいた場面が生き生きと表現されています。


インドネシアが誇る世界遺産、ボロブドゥール遺跡。地震による損傷や長年の風化により、遺跡の保存が急務となり、頂上付近への立ち入りや朝日鑑賞ツアーは長らく制限されていました。

そんな中、朗報です。2025年7月より、朝日を見学するツアーがついに再開されました!修復と保存のバランスを保ちながら、訪れる人々にこの神秘的な瞬間を再び体験してもらえるようになったのです。

ボロブドゥールの頂上から眺める朝日は、まるで時を超えた祈りの光。静寂の中、霧に包まれたストゥーパが黄金色に染まる様子は、言葉を超えた感動を呼び起こします。

この貴重な遺産を未来へと受け継ぐために、私たち一人ひとりがその価値を理解し、敬意を持って訪れることが大切です。保存と体験の両立を目指す取り組みの中で、ボロブドゥールは再び多くの人々の心に深い感動を届けてくれるでしょう。


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